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三池闘争・CO大災害高槻・島本写真展まとめ
                                     実行委員会事務局

◆来場者数
★5月 7日 前夜祭  82人+α
★5月 8日 島本展  100人弱
★5月 9日 高槻展  180人以上
★5月10日 高槻展  120人以上
展覧会参加者合計 約四百人
 
◆アンケート結果
(回収39枚)
 
★設問1「何で写真展を知ったか?」(複数回答可)
1位  友人・知り合いから  18人
2位  チラシ    12人
3位  新聞・雑誌・広報など  11人
4位  通りかかった     5人(全て高槻)
5位  インターネット     1人
 
★設問2「年齢は?」
1位 50代   15人
2位 60代   10人
3位 40代     6人
4位 30代    3人
4位 20代    3人
6位 70歳以上    2人
 
◆感 想
★60年安保や水俣病については知っていたが、三池についてはあまり知らなかった。死者が400名を超える大変な事故・事件だったことに驚いた。ありがとうございました。このような労働運動が少し前であったことが信じられません。(20代女性)
 
★私は生まれてなかったので全く知らなかったのですが、大災害が起こっていることを初めて知ってびっくりしました。また、63年以外でも死者が必ず出ていることにはびっくりしました。現在では原発事故などが問題視されていますが、いつの時代もこうした問題が起こっているのだなあと感じました。しかし、デモ活動の規模が今とは違うことは時代背景だと思いました。ただ、勝訴するまでの時間を闘いつづけた家族たちの信念には感激しました。(21歳女性)
 
★写真展を見ながら涙が出ました。資本側はもうけるためにはいろんな手段で労働者をしぼりとる、それに反対したら首切り、資本に力を貸す国、この写真展でよくわかった。三池と同じことが今も同じようにおこっている。(60代)
 
★闘い抜く人たち、体制の暴力装置としての警察やヤクザ、生命よりも金もうけを優先する資本。激しい闘争は本質を露にするものだと強く感じる。本質をムキ出しにできるような激しい闘いをガンガンやっていきたい。(30代男性)
 
★大阪で開催したときの事務局長です。広く多くの人達に、当時と現在と比較して労働者のあり方をわかってもらえれば!?会場が広々していて見やすかった。(40代男性)
 
★たいへんいい写真展でした。ありがとう。全気象労働組合員として、1960年大阪から3名闘争に参加しました。結果は大変残念なことになりましたが、三池の心は私の中に今も十分に生き続けています。年が年なのでこれという活動はできませんが、若い人たちが少しでも働く人々の立場で頑張ってくれ!と訴えています。私の人生を180度転換してくれた当時の三池労組の皆さんありがとう。現在活動されている皆さん、がんばってください。(79歳男性)
 
★60年当時、安保、三池をともに闘った自分として、「うるる」とくるものがあった。昨今の労働運動の元気のなさを歯がゆく思う。憲法改悪の次はミサイル武装が先か徴兵制が先か。危機感をもっている。(60代男性)
 
★とても現実的で私たちに訴えるものが強く深く感動を受けました。人が犠牲にならなければ問題にならない今の社会において、目に見えなくなっているものがまだまだ数多くあります。粘り強く叫びつづける人々の思いに元気づけられた写真展でした。このような催しを開いてくださり、ありがとうございました。(50代女性)
 
★戦後労働運動史のエポックメーキングな大事件だった。主婦をまき込み、労働運動の典型として、そして激しい労使対立の見本でもあった。三井資本の横暴と暴力団の参加が憎い。この争議を指導したとされる九大の向坂逸郎教授のことを思い浮かべる。その理論と言動を知りたい。歴史の一端としても貴重な紛争であった。(60代男性)
 
★記憶から遠ざかっていたが、写真展を見て改めて思い起こした。ショックだった。(60代男性)
 
★写真展と同時にビデオ上映があり、それも見せていただき、とてもよかったです。三池闘争の真髄は今、国労の1047名の指名解雇撤廃の闘いに受け継がれていると思います。労働者のいる限り、闘いは不滅です。荒々しい闘いの日が再びよみがえることを改めて確信しました。(60代男性)
 
★私はこの写真展を観て、三井三池闘争とCO大災害の一部を知ることができたと思います。私は、労働者はいつの時代も政治家,大資本,警察により犠牲にされてきていると思います。三池炭鉱を含む石炭生産は、1960年代から始まった日本の高度成長を支えてきました。1990年代のバブルの崩壊から低成長に入り、日本人みんなが、労働者の権利を守ること、福祉の充実,利潤を追求する一部政治家と大企業、財閥優先の社会から国民主役の社会へと変えていかなければと思います。四十年前に起こった三井三池争議は、私たち日本国民そしてリストラで苦しんでいる多くの人々に、人間のあり方を問いかけていると思います。私は新聞、市の広報でこれからの行事を知るようにしますが、新しい行事、今回の写真展、が将来企画されるようでしたら、手紙か電話でご連絡ください。(40代男性)
 
★軍事力が大きくなりつつある時代、今再び労働運動のありようが問われる時代となってきたとき。三井の戦いは再評価するときではないだろうか。(50代男性)
 
★主人が鉱山関係の仕事なのでいろいろ考えさせられました。大きな炭鉱事故があったことなど、くわしく知ることができてよかった。(30代女性)
 
★三池闘争の事をあまりよく分からなかったのですが、今日写真展を見て、写真とその説明から闘いがよく分かりました。私が子供の頃のことですが、そういう情報もよく伝わらずに、今でもその後遺症と闘っておられる方がいることにも驚かされました。現在でもいろんな事件、戦争等あります。昔の人達の方が力強く生き生きとされているような気がします。仲間のことを考えるということにかけている世の中になってきているなーと感じました。(40代女性)
 
★連合の結成によりほとんどの職場から労働運動が消滅し、日本の労働運動はごく一部の小さな労組で残っているしかない。このような現状の中、戦後の労働運動のシンボル的な闘いである三井三池の歴史を知ることは貴重なものになりました。「昔こんな闘いがあった」というだけでなく、現状の職場の実態と労組に対し、労働運動の原点を振り返り、何をしなければならないのかを問う企画にできたらいいと思います。(50代男性)
 
★60年安保闘争に参加、毎日のようにデモ行進を行ったことを思い出す。今日会場で「がんばろう」の歌を聞いたが、つい口ずさんでしまった。もう何十年も口にしなかった歌です。(60代男性)
 
★すごい闘いの写真をよく保存されていて感激です。昔、私たちも励まされ元気をもらいました。子供に何か伝えておきたい年齢になりました。今日は来てよかったです。ありがとう。(60代女性)
 
★@三池闘争:組合員の気持ちは大変だったと思われ、よく全員協力して闘った事です。今ならできない事である。意志の強さに感動した。ACO大災害:安全サボによる大惨事であり、被災者の苦しみ、悲しみはいかほどかはかりしれないとー。今後二度と起こさない対策等を注視していかなければならない。(60代男性)
 
★甘い言い方になるが、まず「なつかしい」。闘い、それも苦闘(死)の歴史を見てなつかしいというのはおかしいが、今とうてい考えられない労働組合の状況だから。「がんばろう」の歌もよく歌った。今は「がんばらない」時代。この国の行方を改めて考えるとき。(70代男性)
 
★企業は利益を得る為にうまくいけば拡大して、利潤追求を優先するばかりに、安全対策など労働者の保障はなおざりです。それは今も体質は変わっていないと思います。私が子どもの時にこの事件が起こり、今、写真や事実を見せていただき、胸が詰まりました。40年から経っているのに何ら変化していない(表面は変わっても)し、風化させないためにも被害者の方々の勇気ある闘いにエールをおくりたいと思います。友人の誘いで来させていただきましたが、イラクの問題、国内の企業の安全対策失敗の漏洩のインペイ(ミツビシ自)などどれをとっても、三池闘争事件と何ら変わっていないと思います。事実をつきつけて国民の前に真実を見せることこそ、そして責任を取る姿勢こそ民主主義の世の中だと思います。企業は必ずリスクを背負っていることを自覚しないといけないと思います。(50代)
 
★労働組合の存在の必要性が風化されつつあるときにもう一度労働組合を思い出させてくれた。(40代男性)
 
★今は民衆の力が表現できる時代ではなくなっているのをあらためて感じています。この時代にイラクの人質になって解放された人達に「勝手なことをしてみんなに迷惑をかけた。私も食事を逃した」などと首相が言ったら、国民はそんな首相を決して許さなかっただろうと思う。(50代女性)
 
★種類の違いはあるとはいえ、管理の甘さ、手抜きなどにより、今でも多くの事故が起こっている。労働者軽視と利益優先の体質を変えなければ、またこのような悲惨な事故が起きるのだろう。(50代男性)
 
★父が三井山野で働いておりました。三池にも何度か支援で出かけています。労働運動が下火の今、改めて労働者として生きるとは何なのかを強く問いかけてくる写真展であります。本当に励まされた会場です。ありがとうございました。(高槻は炭鉱出身者の多いところです)(40代)
 
★悲惨な事故だけど、労働者の団結,元気には圧倒される思いがする。特に支え続けた女性の強さには頭が下がる。また、昔もそして今も、人を大切にしないこの国は…そう感じた写真展でした。(50代女性)
 
★「人間らしく生きる」とはどういうことなのか?自分たちの権利を学び,主張し,共に仲間と行動した!ということが『闘う』ということなのかなあ!と、やっと自分でつかめてきたと感じました。同じ目標に向かい、存分に話し合い、闘うという事に何かうらやましささえ感じました。(「自分の生活さえ乱されることがなければ、家のローンと子どもの塾代がかせげれば、他人事の無関心をつらぬこうとする努力に工夫を凝らしている」ように思えるし、反対に「NO!」を言う人を疎外するような風チョーが今あるし。)人間が「がんじょう」だったのだなあ!とつくづく。1日で寝こみそう。(30代女性)
 
★悲惨な写真で大変だったんだなと思いました。(50代女性)
 
★ビデオ「みいけ」が欲しいのですが、買えませんか。(50代男性)
 
★今、現在26歳ですが、まだ戦争の痛みや悲劇など浅いかもしれません。でも、自分自身が同じ世代であれば苦しみを感じるし、二度と同じ苦しみetcは繰り返しって言うか、過ちは決して望んでないと、私は思います。(20代女性)
 
★ショックでした。小学6年ぐらいの出来事なので、くわしくは知りませんでした。自分のために闘えますか?わかりません。もっとみんなが知り、何かを感じることですね。労働運動は「悪」だと教えられた世代です。歴史を振り返り、「人間らしさとは」を考えさせられました。(50代女性)
 
★三池の出身者なので、大阪の地でこういう写真展を見るのはほんとうに元気づけられます。今後もがんばって下さい。(50代男性)
 
★関心がなかったということは本当に恐ろしいと思いました。写真展を見て考えをもう一度原点に戻して、今から勉強していこうと思いました。(50代女性)
 
★「去るも地獄、残るも地獄」さながらの現在の職場です。労働組合が社会的責任をはたさない結果だと思います。(50代男性)
 
★私は三池三俣争議の支援に直接加わった者です。当時20〜22歳(三俣)。双方、型は変われど現代にも通じる問題であり、片方は(過去は)防止技術がコストに併せ難い要素があった。けれど、現在はそれを防止するに充分な技術がありながら放置されている。人事面では以前より一層使い捨ての時代だ。それは、一方で労働組合の組合たる運動の閉塞がこれをもたらした。(60代男性)
 
★これだけゆっくり三池闘争の事を考えたことはなかった。現代の日本の多くの人に理解してもらえるかは、悲しいがむずかしいのが現実かもしれない。しかし、労働者がかちとってきた労働条件etcがどんどん切り捨てられている今、過去の運動の再評価をすることは決して無意味ではないと思います。無意味どころか、すばらしいことでしょう。(40代男性)